2008年05月03日

ER?

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特別なことでもしていなければ、生き死にに関わる事に出会う機会は少ないでしょう。それでも家族と暮らしていたり、ペットを飼っていたりすれば、そういう場面は避けて通れない場合もあります。


余命はほんとうにあとわずかのところにあったと思います。もはや捨てられた命といってよい状態だったのだから。


1000万円とはいわないけれども、宝くじに当たるということがあります。運命的な出会いというのもあるかもしれません。


それはほんとうに運が良かったのです。心優しい溶接屋さんに出会ったことで、その後の人生が大きく変わったのだから。



それは粗大ゴミ捨て場にケースに抱かれたまま放置されていたそうです。
気になった溶接屋さんは拾い上げて、とある工場で働いている若手に渡すことにしました。その若手はちょうどそれに興味を示し始めていたので、タイミングが良かったのでしょう。

けれども世の中はそう上手くことは運ばないようです。その若手はあっという間にそれに挫折してしまったのです。それはケースに入れられたまま今度は工場の片隅に取り残されて、埃に埋もれて行きました。
そうです。それとはギターのことなのですね。



数年が経過したある日のことです。工場の整理整頓を行う事になり、不必要な物を一掃する赤札作戦が実施されることになったのです。
赤札作戦とは不要と思われる物すべてに赤札を貼って、後日処分を決めるという作業なのです。当然のごとく埃まみれのギターケースにも赤札が貼られていました。その工場ではギターは不必要だったのでしょう。

kiram commando(キラム コマンドー)というバンドもその工場の隅っこに楽器の残骸を置かせてもらっていたので、片付けるために整理に来ました。その時に赤札が貼られているギターケースを見つけたのです。

そのギターケースに収まっていたのはクラシックギターといって、そうですねぇ“禁じられた遊び”という映画の主題曲がギター曲としてはたいへん有名です。ギターを弾き始めた方ならば、一度はその曲にチャレンジされたことがあるかとも思います。

しかしです。ロックを中心に演奏するkiram commandoでは活躍の場がありません。ましてアコースティックギターは二本ほどあったりするのです。エレアコと言ってアンプに繋げる便利なものです。
アコースティック グレコ.JPG アコースティック タカミネ.JPG
左側は中古楽器屋さんで出会ったグレコ製で背面はプラスティック?
右側はロックマンのシール付きタカミネの入門モデル。
 

さていったいどうしたものかと考え込みました。元は粗大ゴミとして捨てられていたのですから、元の場所へ返しても、誰も文句は言いません。ですがギター弾きはギターが捨てられないもののようです。

自宅では親父のギターを借りて練習している息子が一人います。
そうです、息子がいました。もしかしたら奴ならば脈があるかもしれません。




表面が歪んでしまっているボロボロなギターですが、これで息子はERIC CLAPTONのTears in Heavenを練習しています。本人はこのギターの柔らかい音色が気に入ったようです。

クラシックギター.JPG

新しい相棒に出会って、命を吹き返したクラシックギターくんです。
posted by Johnny-Dee at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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