2008年05月15日

Romance of the Three Kingdoms

「社長!社長!」
飲みやに行けば、誰もが社長や先生になれる。そう呼ばれて気分が良くなればいいのだけれど、自分はテンションがぐぐっと下がってしまう。そういう所で賢い大人は、馬鹿になってワイワイと楽しんでしまうのが普通なのだとよく言われるが、その立ち回りの巧みさを欠損している自分は、馬鹿正直に怪訝な表情を露にしてしまうのである。ちょいとした馬鹿なふりが出来ないというのは、誠の馬鹿なのかもしれない。

三国志.jpg
ところで、この春に<Romance of the Three Kingdoms(三国志)>を読んでみました。
三国志は壮大なドラマなので、入りやすい鉄人28号や魔王使いサリーちゃんを描いた横山光輝氏の漫画をと考えていたのですが、それでも全60巻になる。“こちら亀有派出所”には及ばないものの、かなりのヴォリュームである。もし購入したとしたらその費用も馬鹿にならないし、狭い書棚にはこれ以上本を収納する余地がない。そこで図書館を利用する事を思いついた。

この人口8万の埼玉の八潮という街にはどれだけの読書家がいるのかはわからないが、市立図書館が二つある。ところが肝心な横山三国志の最初の1巻から3巻が貸し出されたまま延滞中。このまま帰るのももったいないなぁと思い、漫画ではない三国志を探してみると幾種類かの三国志が出て来たのです。
大きく分けると正史(正式な歴史書)と演義(中国の歴史小説)があるのだという。しかしどれも中国の歴史モノだけに、登場人物の名前や地名の漢字が難しい。これでは読みにくいと、やはり漫画にしようと日を改めて来ようとしていたところで、北方謙三氏の三国志が目に留まった。本を手に取ってパラパラとめくってみてニヤリ。ほぼ全ページに人物の名前や地域に読みがながふってあるではありませんか。

北方謙三 三国志.jpg
北方謙三氏の三国志は分厚いハードカバーが全部で13冊。正史がベースとなっている。
描かれる人物が入れ替わり立ち替わるので、最初は誰だっけ?誰だっけ?と混乱する。ところがこの登場人物それぞれの視点で話が進められて行くことに慣れると、分かりやすくて読みやすくなり、その人物に読者(自分)自身を重ねたりして引き込まれて行くのです。


諸葛亮.jpg
三国志の登場人物の中で三国のひとつ蜀(しょく)を建国した劉備(りゅうび)の軍師となった諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)のファンは世界的に多く、日本で言うと、武田信玄を親方に持った、軍師山本勘助とどこかクロスオーバーする。
劉備には人徳があり、関羽(かんう)や張飛(ちょうひ)といった名立たる剣豪が兄弟の契りを交わして、蜀の骨格を築いて行く。

呉(ご)の国は考え抜いて物事を決断する孫権(そんけん)が父、兄の後を次いで周瑜(しゅうゆ)という武将とともに国をつくる。周瑜は病で命を落とすのだが、その後を陸遜(りくそん)が継承し、呉の防衛に尽力する。余談ですが呉服はこの呉が由来だとか。

曹操.jpg
そして三国のうちもっとも強大な魏(ぎ)を文武両道に長けた天才肌の(そうそう)が築き、息子の曹丕(そうひ)へそして曹叡(そうえい)へと継がれて行く。ここには諸葛亮孔明のライバルとも言うべき司馬懿(しばい)という軍師が手腕を振るう。



まだまだ他にも個性ある武将達や有能な文官達が覚えきれない程登場します。
三国志は三国が形成されて行く過程で、考え方そして生き様の異なる武将達や文官達の群雄割拠な歴史書なのですね。長い物語なのでそれは正史なり演義なりを参考にしていただくとして、真実はどうあれ、伝えられて来た歴史から学ぶ事はたくさんあるなぁと。自分などはずいぶんと脆弱に過ごして来たと痛感です。
誰がために自分は何をするのか?たまには真面目に考える時間があってもいいですね。

横山光輝 三国志.JPG
どうやらやっと横山光輝の三国志も返却されて来たようなので、北方三国志に引き続いて早速借りてきました。W こちらは演義がベースになっているようで、これまた楽しみです。


つい先日ですが、三国志の舞台にもなっている成都周辺で大規模な地震が発生しました。被害は更に甚大なものに及んで来ています。一刻も早い救済を願うばかりです。
posted by Johnny-Dee at 06:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
吉川英治版を通算10回くらいは通読しました。あれは『演義』ベースなので、おそらく娯楽性が高い方なんでしょうね。孔明、超人過ぎますもの(笑

同好の友人達と、それぞれ思い入れのある武将について語り合った若い日もありました。。。(^o^;)

あ、そうそう。
以前kei氏の日記にあった、こんな占い・・・いかがですか?
q=q(^-^)http://doron.allabout.co.jp/s/070530/index.htm
Posted by うっちぃ at 2008年05月15日 16:53
「諸葛孔明/守屋洋」も、ぜひご一読を!
Posted by レックス(Яecks)。 at 2008年05月15日 19:14
うっちぃさん
これほどの長編を10回も通読されているとは。三国志の登場人物達に喜ばれていると思います。
自分は孔明タイプなので、サラッと一度読めば何を言わんとしているかは大体・・・・・・嘘です。W

占いでは司馬懿と出ました。そういえばなんとなくそうかもしれません。
最後の最後に笑わせてもらいますか。W
Posted by Johnny-Dee at 2008年05月15日 22:37
レックス(Яecks)さん

諸葛孔明。図書館で探してみます。
Posted by Johnny-Dee at 2008年05月15日 22:47
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